家族同然のペットが、動かない、心臓が止まっている、呼吸をしていなかったら・・・あなたは行動できますか?そんなペットの緊急時にどのように行動したらいいのか一緒に学びましょう!飼い主さんが獣医に引き継ぐまでをまとめてみました。
外見観察をしましょう。
声や音を出して、ペットに近づいた時の反応を確認して見ましょう。
- 歩行できるか?動きがあるか?
- 倒れている場所や体勢は?
- 出血の有無
- 嘔吐していないか?
まず、最初に確認すべき事項です。
心肺蘇生法
- ペットに問いかけて、反応や表情確認してみる。反応がなければ耳元で呼びかけたり、音を出して反応を見る。
- 呼吸の確認を行う。目視で胸腹部の動きや手をペットの喉や胸元において確認する。※意識がない状態から目を覚ますと噛まれることもあるので注意。
- 脈の確認。足の付根等が確認しやすいと思います。急に確認しようと思っても分かりづらいと思いますので、事前に愛犬の脈を測る練習をしましょう。
- 呼吸がない場合は気道確保。ペットの下を引き出して両手で口を閉じて、鼻から2回ゆっくり吹き込みます。※吹込みすぎないこと。
- 心臓マッサージ
熱中症の対応
熱中症のサイン
- 息が荒い
- 口から泡を出す
- ふらついている
- 倒れる
- 嘔吐
- 下痢
- 過度のよだれ
- 痙攣
- 意識不明
- てんかん
の兆候があれば熱中症の危険があります。体温を下げることを優先して下さい。
熱中症の処置
- 日陰にペットを連れて行く。
- タオルを体の上におき、水をタオルの上からかける。※氷水や冷却パック禁止(末梢血管が収縮し熱が発散しない場合がある。
- 直腸温が39℃ぐらいになったら、動物病院に連れて行く。体温が下がると動けるようになるが、脳に障害が残っている場合もあるので必ず診察は受けましょう。
動物病院に行く前のチェック事項
- 服用中の薬があれば持っていく
- 誤飲したもの薬剤などなにか分かるようにしておく。成分によって処置が変わります。
- 下痢・嘔吐の場合、袋に入れて持って行きましょう。
- 現金・クレジットカード
- ペット保険加入しているなら加入証など。